日本シリーズのふがいなさ、力のなさをみなさんに謝りたいと思います。千葉や甲子園でのあの日本シリーズ独特の大声援を送ってくれたファンに1回だけでも勝利の六甲おろしを歌わせてあげたかったです。本当に申し訳ありません。しかしいまは落ち込むよりも、もう一度あの舞台に立ちたい、もう一度あの日本シリーズ独特の雰囲気を味わいたい、次は六甲おろしを4回歌わせてあげたいという思いで闘志が湧いています。必ず日本一になってみせますから。いまは本当にファンを喜ばしてあげたい、その思いだけですが、グランドに物を投げたり心ない野次を飛ばすファンがたくさんいたことは本当に残念でした。試合中にもうこんなファンがたくさんいるようなチームは出て行ったると思いました。しかし、第4戦目が終わったあと阪神ファンからロッテに日本一おめでとうの拍手が起こって、応援団どおしでエールの交換まで行われました。素晴らしい事です。ファンも僕ら以上に本当に悔しい寂しい思いをしたことでしょう、しかし相手を讃えるファンの姿に感動し、先ほどの怒りも消えました。3年前に巨人が甲子園で優勝した時も、僕はカープにいましたが、その光景を嬉しく思ってました。そんなファンのためにも来年に向けてこのオフもトレーニング、体の手入れをリラックスしながら大事に過ごしたいと思います。